女性医師へのインタビュー 川口市立医療センター

川口市立医療センターの小児科医は、現在全部で15名、男性医師が11名、女性医師が4名となっています。 子育て世代である竹田清香先生、髙澤玲子先生からお話を伺いました。

―現在の状況、子育てやご家庭のことなど、お聞かせください。―

竹田先生

竹田先生
 卒後7年目、小児科医として5年目になります。おととし出産し、産休、育休を取って復帰しました。子どもが、4ヶ月の時から院内保育室に預けています。夫も医師で、別の病院に勤務しています。
子どもができるまでは、家事はほとんど私がやっていました。子どもができてからは、それではなりたたないので、主人にもやってもらっています。家事代行サービスもときどき利用しています。

髙澤先生
 小児科医で、卒後12年目です。川口市立医療センターには、7月より勤務しています。現在7歳と2歳の2人のこどもがいます。どちらも産後5ヶ月ほどで復帰しました。院内保育所は、利用していません。夫も医師です。  子どもができた後、事情で一度退職をして、子どもが5ヶ月の時に復帰しました。保育園に預ける4月まで時短で働きました。  家事代行サービスなどは利用しませんでしたが、時々、実家の母親にきてもらったりしました。

―子育てをしながらの勤務について、男性医師の理解はあると思いますか。―
竹田先生
 子育て経験のある男性医師も多く、また小児科ですので、理解があると思います。こどもが熱を出しているときなど、「大丈夫?この仕事なら代われるから、言ってね。」と声をかけていただいています。私は、学年が下で経験が浅いので、病棟も担当したいと希望しました。患者さんのことは、チーム制で見ていますので、同じチームの上の先生にバックアップしていただきながらやっています。
髙澤先生
 私は、この7月からの勤務で病棟を診ていませんので、まだよく分かりませんが、理解のある職場だと思います。
男性医師、女性医師の割合が大事かなと思います。子どもが小さい女性医師が、あまりたくさんいて、たとえば半数を超えていたりすると、厳しくなるのではないかと思います。
竹田先生
 若手でバリバリ働く医師もいて、指導的立場の医師もいる。そういう世代の割合も大事だと思います。

―お子さんが病気になったときなどは、どうしていますか。―

高澤先生

竹田先生
 ベビーシッターで病児も見てくれるところを、ふたつくらい登録していて、これまで5、6回利用しています。本当の意味での緊急は無理で、たいてい前日にお願いして、家に来て見てもらいます。今年から主人の病院で、ベビーシッターの助成制度ができ、利用しやすくなりました。でも、一番頼れるのは実母で、助けてもらっています。
髙澤先生
  私は、ベビーシッターを利用したことはありません。病院が助けてくれるところもあると聞きますが、現状では実母にお願いすることが多いです。

―宿日直は大変ですか。かなり負担になるのではないですか?―
竹田先生
 月に2回、土曜日に日直をしています。土曜日であれば、院内保育室があいているので、子どもを預かってもらえます。夜からの当直の医師も二人いますし、他にもほとんどの医師がおり、上司からも「お子さんに熱が出て途中で帰らなければならないような時は、代わるからね」と言ってもらえます。それで、自分から日直をやりたいとやらせてもらっています。
髙澤先生
 私は、まだ7月から勤務しはじめましたので、病棟は持たず外来だけで日当直は行っていません。

―仕事と子育ての割合は、どのようなものですか。仕事をしながらも一定時間お子さんとの時間を確保したいと思うのか、仕事に合わせてお子さんを預かってほしいと思うのか。お子さんの成長に伴って変わってくるとは思いますが、いかがですか。―
竹田先生
 私は、まだ経験が浅いので、できるだけ自分の経験を積むことを考え、仕事に合わせて子どもを見てもらいたいと思います。
髙澤先生
 竹田先生と私とでは、子どもの年齢が違うので一概に言えませんが、一人目の時、体調をくずしたこともあり、どちらかといえば、子ども寄りに考えているかもしれません。そんな中でもただ漫然と働くというのではなく、できることをして専門性を高めていきたいと思います。

―勤務している女性医師同士で話題になるような“これがあったらもっと働けるのに”と思うものは何ですか。―

竹田先生と高澤先生

髙澤先生
 子どもが小学校に上がると利用する学童保育のことがあります。保育園の時は、朝は早くから、夜も遅くまで預かってもらえるのでなんとかなるのですが、学校は朝の時間は遅くなり、午後は早く帰ってきてしまい、学童保育も預かってくれる時間が保育園ほどではない場合があるので、困ると聞きます。


竹田先生
 やはり、「病児のこと」が困りますね。私たちは職場が、小児科ですので、「こどもは熱を出すものだ」という理解を同僚の医師も持ってくれていますから助かりますが、ちょっと熱を出した時、具合の悪い子でも預かってくれるところがあれば、かなり助かると思います。
 「復職支援」についても、すぐに復帰された方は、いいのですが、こどもの状況などによって、やむをえず長めに仕事から離れていた人などは、復職するときに医療の現場になじむことがなかなか大変だと思います。大学などで、女性医師支援としての復職プログラムをしているところがありますが、そういうものが埼玉県でも増えるといいなと思います。

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